平成24年6月に国土交通省より定められた鋼製防護柵の出来形管理に、弾性波による非破壊試験が適用されました。
(国官技第65号・平成24年6月21日・防護柵設置工の施工における出来形確保対策について)
この試験方法は従来の全数ビデオ撮影による出来形管理に代わるものであり、第三者検査が行われることにより、根入れ長が適切であるか確認することが容易になります。
筐体が小さいため、
道路規制などの必要がない。
表面塗装、メッキなどを
剥がすことなく測定可能。
支柱根入れ長測定に於いては、
全数ビデオ撮影に代わり、
時間の短縮及び、作業の効率化が図れます。
NETIS登録された新技術を活用すると
工事成績評定での加点対象になります。
もしくは、非破壊試験に要する費用は、
別途技術管理費に積み上げ計上が可能です。
トンネルロックボルト工非破壊検査においてNEXCO中日本採用。
NEXCO試験法713-2010に基づき、JIS Z2355「零点・第一回底面エコー方式」に規定された、インパルス送信型の超音波測定器としてNST-2 type LTを使用。
高所作業車の作業床上
だけで測定が可能。
従来機では不可能だった
4000mm超の測定が可能。
(高耐力6mも測定可能)
引き抜き試験に代わり、
作業の効率化が図れる。
(ベンダーで曲げたようなアンカーボルトも測定可)(新型機 NST-2 LT使用)
1000mm以下のアンカーボルト測定に於いてはNDI資格が必要だが、先端が斜めに切られたもの、屈曲したものは同資格内では対象外のため、先のようなアンカーボルトの測定をしたくとも今までは不可能でした。
しかし、本手法で照明灯用プレキャスト基礎を12本測定したところ、全て測定可能という結果が得られました。
屈曲したアンカーボルトのみでなく、
先端を斜めに落としたものなども測定可能。
プレキャスト基礎など、
内部構造が見えないものの測定に最適。
超音波センサーから地中へSH波(端面方向に対し水平な横の超音 )を発生させ端面から反射した超音波を、同超音センサーで拾い、伝達速度と反射まの時間により支柱全長測定します。
測定値の許容誤差± 100mm
上記の場合、測定波形ノイズが増加する可能性があります。(最悪の場合、測定出来ない可能性もあります)
性能試験とし埋設前の支柱(テストピー)にて、超音波伝達速度実測値校正。
埋設支柱の種類分、性能試験と音速設定を行います。(塗装品、メッキごとに校正)
センサー位置は可能な限り長い位置に設定します。
又、簡単に測定原理や装置の説明、報告書用写真の撮影も同時に行います。
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